2015年12月25日金曜日

ソーハッピークリスマス


更新が遅れてしまいました。
そしてメリークリスマ~~~ス!!
一年は早いですね~

クリスマスといえばサンタさん

小学校低学年のころ、ポケモンのリザードンのフィギュアがどうしても欲しく、
手紙を書いて、親に渡します。シッポが動く当時としては画期的なやつ。

でも、その時の私の普段の行いはあまりよくなかったのです。
勉強をあまりせず、遊んでばかりでした。

これはもしかしたら非常にまずいぞ、、
と思いながらもやめられない遊び。

母親に「サンタさんへの手紙出さなかったから」と言われて、
「いや、話が違う!クリスマスはすぐそこ!ふざけるな!」
ととても焦りました。

どういうわけか、親とサンタさんはなぜか知り合いらしい。

しかし、遊びはやめられません。怒った父親にもとうとう叩かれて、叱られます。
言うことを守れない自分とサンタさんが来ないかもしれないことに正座して泣き叫んでました。

しかし、クリスマス当日。 
なんと、あるんですね。。
欲しかったものと同じものが。

「サンタさん来てくれたーー!!」
と号泣しました。
びっくりしました。サンタさんすごすぎる。
強く思えば届くんだ! と。。。
申し訳なさと感謝で涙がとまりませんでしたとさ。



クリスマスディナーの後に、
クリスマスケーキとお気に入りのコーヒーで至福のひと時を。

ケーキとの組み合わせにはエル・インヘルト農園のパカマラ種!


■パンドラ・デ・ファティマ 
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/000000000352/049/P/page1/recommend/



■パンドラ・コンセプシオン
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/000000000373/


この2種はどんなケーキとも相性が良いですよ。
ケーキのフレーバーをコーヒーが支え、鼻の奥まで押し寄せてきます。
アフターに残るチョコレートやアップルのような甘い香りとリラックス感。
この相乗効果、たまらない!!



明日12月26日(土)21時~ 
ニコ生です。

カフェテナンゴ流ペーパードリップのやり方をお教えします。
初回やったことと重複する内容もあると思いますが、
初回を観てない方、復習したい方、とりあえず絶対観る方、観る予定のない方、
観てください。

21時開始です。
時間になりましたら下記リンクからご視聴いただけます。

■カフェテナンゴニコニコミュニティ
http://com.nicovideo.jp/community/co2511775


よろしくお願い致します。


masa





2015年12月18日金曜日

ワイン展

先日、
国立科学博物館で開催中のワイン展へ行ってきました。

私みたいなワイン初心者でも、
栽培や醸造、日本のワインや品種、香りについてなど、
ざっと簡単に学ぶことができます。

【ぶどう踏み体験】

昔はぶどうを素足で踏んでワインを作っていたそうですね。
はだしの理由は種がつぶれないように。
だったかな。

現在の破砕機でも種がつぶれないための空間があります。
多少つぶすという考え方もあるようですね。


ワインに詳しい方でも、著名な芸術家が描いたシャトー・ムートン・ロートシルトの歴代アートラベルや、沈没船で発見された世界最古のシャンパーニュなど魅力的な展示があります。

香りのコーナーでは、3割の人は感じないスミレの香りも体験できました。
私ははっきりとキャッチできましたよ!


【コルクの説明】

【シャトームートンロートシルトのアートラベル】

170年もの間沈没船でねむっていたシャンパーニュも一見の価値ありです。

是非行ってみてくださいね。
2月の後半までやっているみたいです。



コーヒーもワインを参考にして産業として成長している部分があります。
しかしまだ歴史も浅く、発展途上でしょう。


初心者ですが、、
ワインとコーヒーを比較してなんとなく感じるのは、

ワイン業界の方々は、お客様にそのワインの楽しみ方(香味やシチュエーションなどの飲み方)を伝えている。

一方、コーヒー業界では、
抽出や焙煎など技術的なことを教えている方が多く感じます。
豆一つ一つの香味や特徴、楽しみ方などを伝えることが、全体的に足りないのではないか、と感じます。


技術的なことももちろん大切です。
それにコーヒーを飲むときは、コーヒーだけで楽しむという場合も多いので、
仕方がないといえばそうですが、それではこの業界は成長しません。

農園や区画の風土、作り手、精製、焙煎、香味、フードペアリングなど、
知識として開発できる部分はどんどんしていきましょう。


「焙煎と抽出のスキルがあればコーヒー豆屋になれる」 

この考え方では先はありません。
お客様のほうがレベルが高くなる時がすぐに来るのではないでしょうか。

自分が何をどこから仕入れて、どう加工して販売して、
お客様はそれを購入することによりどう楽しむことができるのか。

その全てを知り、考える必要があります。


私自信まだまだ課題だらけです。

今後とも精進致します。

masa


2015年12月11日金曜日

モーニング


もう一週間ですね。
日が沈むのも早くなり、凍えるほど寒い日々が続きます。
体調はいかがですか?

寒くなると大学4年生のこの時期を思い出します。

地元愛知から東京に来て、コーヒー屋さんをめぐって帰って、めぐって帰って。

ハワイでの経験から、
「産地とつながっていて、美味しい珈琲を提供している会社」を必死で探していました。

コーヒー特集の雑誌を眺めると東京のお店ばかり。
「東京はすごいんだ!」と思っていました。

たくさんお店へ訪れ、雑誌に載っていた空間に自分がいるのに感動。
スタンプラリーのようにコーヒーを飲む旅でした。

しかし、味や、コーヒーの知識、サービスにおいて
「東京だからすごい」
なんてことが必ずしも正しくはないのだと、ショックをうけたことも覚えています。
メディアの力はすごいです。これだけお店があれば仕方がありません。。
帰りの高速バスを待つ時間、新宿駅西口で路上ライブを聴いて、
「この人たちも頑張っているなぁ」としみじみと。。


数か月して、ここで働き始めているとはこの時は知る由もありませんでした。




モーニング。


早朝からお昼前まで、コーヒー1杯頼むと軽食(朝食)がつくサービスですね。
軽食はトーストやサラダ、バナナやゆでたまご。

地元愛知ではお馴染みのシステム。

【名古屋のとある喫茶店にて、ちょっとかわったモーニング】


私はずっと喫茶店よりもコーヒー専門店へ通っていたので、あまり利用していませんでした。
学生の頃は、「そんないっぱいくっついてきたらコーヒーの価値が下がる」と感じていました。

しかし、今ではなんだか好きなシステム。
お店からしたらあまり利益はないでしょうが、、落ち着きます。  
学校の給食のようなイメージです。ちょっと違いますかね。


もちろんコーヒーが好きなので、
コーヒーを主役にしたい!と思っていましたが、

ふと思います。

コーヒーは名脇役にもなれるのだと。

都内でも、ここ数年で新しいコーヒー屋さんが急増していますね。
スペシャルティやサードウェーブという単語も飛び交っています。

でもちょっと待って。 と 一消費者として思ってしまいます。

今現在は探さなければ美味しいコーヒーを飲むことができません、
なのでコーヒーは主役となってしまっていますが、


自然と美味しいコーヒーが飲める世界を目指したいなぁ。
と強く思います。


さて、

カフェテナンゴ深沢店と同じく深沢5丁目にある
山田珈琲店でもモーニングメニューを提供されています。
コーヒー豆は当店のもの、山田珈琲店オリジナルブレンドです。




先日、残念ながら年内12月27日(日)で閉店されるというお知らせをいただきました。

喫茶文化のある愛知生まれの私、上京してから今まで、とてもお世話になったお店です。
今月のかわら版でも紹介させていただきました。
深沢へ来られる際は、是非お立ち寄りくださいませ!!

masa

2015年12月4日金曜日

December  おすすめセットも更新!



とうとう来ましたね12月。

oasisWhateverです。 一応クリスマスソングですね。

このMV、ノエルがとにかく動く!  面白いですね。

2:54あたりの指でリズムとるとこは全然意味わかんなくて最高です。

4月のNoel Gallagher's high Flying Birds の武道館公演へ行きましたが。
かっこいいですね。 また日本に来てほしいです。




月もかわり

おすすめセットの内容も変わりました。


■カフェテナンゴ 今月のおすすめセット
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/001005000001/

グアテマラ サンタ・クルス農園  /   ニカラグア ラ・エンバハーダ農園  




注目はエンバハーダダブルファーメンテーション。

ナチュラル精製とウォッシュト精製の融合!!  

「そんなものがあるの?」 と驚きますよね。

中米の精製方法も日々進化しています。



つまりは、
最初はナチュラルのプロセス。
摘み取ったチェリーをチェリーのまま天日乾燥。 ここで一回目の発酵

次にウォッシュトのプロセス。
チェリーからパーチメントを取り出し、発酵槽につける。 二回目の発酵

パーチメントを乾燥させて→キュアリング→脱穀→生豆 


と、簡単に説明してしまうとこんな具合。

ウォッシュトでもなく、ナチュラルでもないですよね。

逆にいえば、ウォッシュトの良い部分とナチュラルの良い部分をとった感じです。

品種はレッドカツアイ


では香味はどうでるか。





クリーンに澄んだ液体の中に果実のしっかりとした甘味を感じます。
香りからは確かにどこかワイニーな甘さ。しっかりとプロセスが反映されています。
しかし、ナチュラル精製のように強烈でなく、
白桃のように、オレンジのように、みずみずしくとても綺麗に仕上がっています。

これは是非とも体験していただきたいです。
今年は粒ぞろいも良く、14-15年クロップよりも高品質に出来上がっています。


ぜひ!


ニカラグア  ラ・エンバハーダ農園

単品販売もございます

masa

2015年11月27日金曜日

カッピングの作法  ニコ生11月28日(土)21時~

明日
11/28(土)21:00~21:30

ニコ生です!!

テーマは「カッピングの作法」

■カフェテナンゴ 無料ライブコーヒーセミナー
http://www.cafetenango.jp/html/page191.html


カッピングの基本的なやり方を店主栢沼が説明いたします。

セミナーでもありますね「カッピングの作法」
これはカフェテナンゴ大人気講座です。

■カフェテナンゴ カッピングセミナー
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/000000000349/




カッピング
コーヒーの品質検査です。

基本的にはコーヒーの買い付け時や品評会、日常的な品質検査にて行うものです。

お店によっては焙煎したもの(商品)をカッピングしていたりするのですが、
お客様がそのコーヒーを楽しむ抽出方法でチェックしなければ意味がない気がします。

カッピングは、一般の方がやる機会は少ないと思いますが、
都内でもお店でフリーカッピングなどが開かれていますので興味を持たれる方、習得しようと思われる方も多くいらっしゃいます。

カフェテナンゴも4ロースター合同フリーカッピングを3ヶ月に一度開催しております。
次回は1月ですね。


コーヒーの本や雑誌にもカッピングはよく取り上げられます。



【SCAJ ホンジュラスブースのカッピング】


「香りをかいで、液体を強くすすって吐くだけじゃないの?」

そうです。

しかし、そのシンプルな動作の中にも意味があり、やってはいけない注意すべきことも存在します。

フリーカッピングなどの場では、まわりの人の見よう見まねとなってしまい、同じミスをおかしているケースを星の数ほど目撃しております。

業界の人々が集まるカッピング会ですらそのような場面を見かけます。

やるのであれば、ちゃんとやりましょう。

明日のライブセミナー見てください!
21時から下記リンクにて。
ニコニコのアカウント持っていない方は登録してください。無料です。

■カフェテナンゴ ニコニコミュニティ
http://com.nicovideo.jp/community/co2511775


あ、

個人的に、強く吸うのはカッピングのみの方法だと思います。

ドリップなどで淹れたコーヒーは普通に飲みましょう。
強く吸わなくてもフレーバーは十分に理解できます。

私も学生の頃は家でドリップしたコーヒーもズズッ!と吸って
「こう飲むと香味がわかるんだぜ」と思っていた時期がありましたが、
あまり意味がないのと、普通に飲んでわからなければ意味がないのと、
みっともないのでやめました。


あとカッピングは大勢でやると楽しいですね。

masa

2015年11月20日金曜日

60mlでヘベレケ

ボージョレーヌーボーの解禁日でしたね。

マルセル・ラピエールを予約してみました。
ワイン詳しくないので、少しずつ勉強していきたいと思っております。


しかし、お酒は弱く、60mlも飲めば真っ赤になります。
慣れれば多少良くなるでしょうか。がんばります。



先日手網焙煎した豆を常温で2週間以上放置し、
淹れてみるとさすがに反応が弱くなっていました。

なので、
ダブル焙煎してみました。

味的に1ハゼ終わりくらい(ハイロースト)の煎り具合だったので、
フルシティーローストまで。

すぐに終わり、淹れてみると、ぶくぶく膨らみます!
しかし、フレーバーは弱く感じますね。火力不足は目立ちません。

浅煎りの豆であれば、ダブル焙煎で鮮度は回復しますが、
やはりあまりおすすめしません。

コーヒー豆は鮮度の良いうちに飲み切りましょう。


さて、
今月のおすすめセットのサンタ・ローサ1900農園の2種
【ティピカ種 イエローハニー】【レッドカツアイ種ダブルウォッシュト】

飲まれた方は「本当においしい」と高評価をいただいております。


甘味がしっかりしたイエローハニーはさすがはラ・リアのハニー精製。
クリーンかつまっすぐ伸びた印象の液体。ぶれない力強さは標高1900m産ならでは。

ダブルウォッシュトは二度洗い。
標高が高いため、ミューシレージ(粘質物)が取りにくいために行う方法。
透明度の高さはやはりこちらの勝ちです。芳醇な果実味が非常に上品で口内に広がります。

【コスタリカでのカッピング】

出張で買ってきたロットです。
皆様にラ・リアの実力を知っていただきたい。

まだまだ成長するコスタリカのコーヒー。
一緒に追いかけて行きましょう!

■今月のおすすめセット

■単品販売も!


masa

2015年11月13日金曜日

エル・インヘルト農園のアルトゥーロ来店!


先日、エル・インヘルト農園のアルトゥーロさんがカフェテナンゴに来店されました!


6年ぶりの来日だそうです。

毎年、9月〜10月はSCAJがありますのでたくさんの生産者が来日されますが。
なぜアルトゥーロは11月に来られたのか気になっていました。
聞いて、なるほどなるほど。

【パンドラ・コンセプシオンの焙煎違いを試飲してもらう】

この日のために準備したパンドラ・コンセプシオンの焙煎度合違いを試飲していただきました。(ハイ〜フレンチロースト)

上質な豆はどの焙煎度合でも素晴らしく、様々な表情を見せます。
飲み比べるとどの焙煎度合が合っているのか、自分の好みがどのあたりなのかが理解できます。


農園や品種、オークションのことを英語とスペイン語で説明してくださいました。

未だに根強いファンを持つパタゴニアノーブルエイジについても伺いました。
その年の作柄にもよるのですが、再びオークションに出てくるのはなかなか難しいようです。


私も一杯淹れさせていただきました。
渾身(緊張)の一杯!!

あー行ってみたい!
インヘルト!

masa

2015年11月6日金曜日

手網焙煎


入店される時

「あぁ~良い香り」

と言ってくださるお客様がたくさんいらっしゃいます。

ずっと中で働いていると麻痺してわからないのですが、
あ、確かに。学生の頃にいろいろなコーヒー屋さんに通っていいた時は同じことを感じていました。

焙煎中は、お店の外までなにやら香ばしい香りがします。
道を歩いていてこの香りがしたら「「目的地周辺です」の合図。


お店の扉をあけるとコーヒーを淹れている香り。
なぜか一気に異世界に飛び込んだような気分になります。



手網焙煎

久しぶりにやってみました。自宅にて

用意したのは100円ショップの網とアルミホイルと生豆と軍手。

豆は当店の商品ではありません。プライベートで手に入れたアフリカ産。
少量なので手網で煎ってみました。
少し火力不足が気になる結果です。開ききっていません、仕方ありません。
家にあるもので急遽やったにしては美味しいと思える結果ですが、
お店でこれがでてきたら怒ります。

しかし、
焙煎していると家中自家焙煎店の香りが漂うんですね。
これはとても良い気分です。

久しぶりに手網でやってみて、
Diedrichの釜の頼もしさは素晴らしいなぁと感じました。
芯まで火が通り、ふっくら仕上がる、そして表現できる味の幅も広い。



よく

生豆8割、焙煎1割、抽出1割

の割合でコーヒーの品質は決まるなどと言われます。
確かに悪い生豆からは、どのように加工しようが悪いコーヒーしかできませんし
上質なコーヒーのためには生豆の質が最重要項目です。

しかし、
生豆、焙煎、抽出、どの段階でもその品質はspoil(台なしに)できてしまうものです。

最高の素材でもカップに注がれるまでの工程で最低なものはできてしまうのです。


おいしいコーヒーを飲むには、

1、鮮度(焙煎豆も生豆も)
2、生豆の質
3、焙煎技術
4、抽出技術

上記4項目が大切です。
それぞれの項目にまた細かい条件が加わりますが。

大きく考えるとこうなるでしょう。

コーヒーを始めたばかりのころは美味しい理由も美味しくない理由もわからなかった。

今では、コーヒーを飲んだ時、上の4つの観点からそのコーヒーを評価することができるようになりました。

皆さんにとってもきっと、
上記4項目は美味しいコーヒーに出会うための大きな指針となることでしょう。

しかし、頭で分析する前に、味覚には素直でいる姿勢も大切だなぁと感じます。

masa

2015年10月30日金曜日

Huehuetenango

10月も残り少なくなってきました。 
今年は残りわずか2か月。
1日1日が大切なんだなと月の終わり、年の終わりに気付かされます。

コーヒーが一番おいしい時期ですね。
気温や湿度もそうですが、
豆自体も今年収穫のニュークロップがそろっていますよ!!

今回は
ファンの多い グアテマラ ウエウエテナンゴ産 の豆を紹介します。


■ ラ・エスペランサ農園 パカマラ
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/001001000039/


この豆は、去年、一昨年と良かったんですよ。

でも今年は、 超良いんです

濃厚なフルーティフレーバーです。
ピーチや巨峰やマンゴー、様々なフルーツと、そしてミルクチョコレート。
エル・インヘルト農園と同じウエウエテナンゴ地区にあり、同じパカマラ種。
インヘルト同様良質なパカマラ種を毎年生産しています。


■ ラス・ロサス農園 ブルボン/ティピカ
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/001001000034/040/Y/page1/recommend/



ロサスはとにかくクリーンです。
毎年こってりとした甘さが特徴的だったのですが、今年は透明度が高く、果実の甘味を感じる上質な酸も申し分ありません。
今私がひそかに一番注目しているグアテマラ産です。


■ イエロー・ナンセ エル・インヘルト農園
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/001001000031/040/Y/page1/recommend/



お馴染みのイエローナンセのニュークロップ。品種はイエローカツーラとイエローカツアイです。
ファンも多く、定番商品でもあります。
昨年はバナナ!を強く感じたのですが、今年はメロン!
濃厚でこってりとした昨年と比較するととても綺麗に上品に仕上がっています。
(10月現在の生豆状態です)
しかしあのナンセフレーバーは健在!
飲んだことのない方もある方も是非とも体験していただきたいです。


■ トラディショナル エル・インヘルト農園
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/001001000010/040/Y/page1/recommend/



こちらも定番ですね。ブルボン種とカツアイ種の混合ロットです。
インヘルトの昔からある区画で2種が混植されています。なのでトラディショナル
しかし実力はさすがはインヘルト。しっかりとしたマウスフィールでミルクチョコレートと熟した果実を強く感じます。
イエロー・ナンセとの飲み比べが楽しいです!

(トラディショナルとイエローナンセはシティーローストフレンチローストがございます。) 




はい。

ウエウエテナンゴ産の豆を紹介をしてきましたが、まだ、あります。

それは、7周年記念セットでも販売しました
【パンドラ・コンセプシオン】 

オークション落札品のエル・インヘルト農園のパカマラ種です。
世界No.1のパカマラ
セットを購入された方からはすでに「素晴らしい」とのお声をいただいております。
もう間もなく単品での販売も開始致します。
感動の体験はすぐそこです。


■カフェテナンゴの商品一覧
http://www.cafetenango.jp/html/page39.html


masa

2015年10月23日金曜日

喫茶無料キャンペーン

抽出に関して。

抽出セミナー初級では、Hario V60 01ドリッパーでの1人前の淹れ方をお教えします。

同じ分量、同じ時間でも、やはり参加される方皆さん味は違ってきますね。
時間を守って、悪い部分をださなければ「おいしい」コーヒーには仕上がりますが、
良い部分(フレーバー)をどれだけだせるか、液体の質感をどう仕上げるか、
ここがキーとなる気がします。

まずは「こう仕上げたい」という明確な目標が必要です。
目標を言葉で言う必要はありませんが、最低限、味覚的に覚えておく必要はあります。

そのためにはやはり様々なコーヒーを飲むことが大切ですね。
コーヒー以外の飲料もその質感や香りの広がり方にヒントを与えてくれますよ。

お店で豆を購入する際は、そのお店で一杯同じコーヒーを飲んでみるのも良いでしょう。
お手本というか、きっと良い参考になるはずです。
当店では2種類まで無料で試飲ができます、目の前でお淹れしますので是非お気軽にご利用くださいませ。



基本は粉にできるだけ近づけて細く注いでいくのですが、

ゆっくり回して注いでいくと、ふくよかでやわらかい液体になる印象。
はやく回して一気にドリッパー内のお湯の水位をあげていくと、シャキっとまとまった仕上がりになるような気がしています。
しかし、これはまだ検証中です。

前者が、成分が抽出されるのに時間差が生まれているためだと考えると、納得がいく気もします。
何かわかり次第報告いたします。

面白いですね抽出。


抽出といえば、

明日24日(土)と明後日25日(日)は

喫茶無料キャンペーンです!

店内コーヒー一杯無料となります!!
テイクアウトは半額です。

昨年も7月に私の喫茶デビュー戦として開催したイベントです。
今年は7周年記念として。

皆様のご来店お待ちしております!
10月最後のビッグイベントです。

来週31日(土)21:00~はニコ生です。

香味表現についてVol.2  店主がお話します。

【Late for the Sky/ Jackson Browne】


















masa


2015年10月16日金曜日

7周年記念セット

今月はカフェテナンゴのアニバーサリー月

ということで、月初からイベントなどの告知をさせていただいておりますが。
おもに通販のほうの目玉は「7周年記念セット」と「7種類飲み比べセット」でしょう。


■7周年記念セット
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/001006000005/


■7種類飲み比べセット
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/000000000371/


7周年記念セットは、
今年カフェテナンゴがオークションで落札した2種のセット。

パンドラ・コンセプシオン (グアテマラ エル・インヘルト農園のプライベートオークション落札品)
エル・ススピーロ    (ニカラグア ミエリッシュ家のプライベートオークション落札品)

どちらもまだテストローストの段階です。しかし、すでに、
両方とも中米コーヒーの最高峰と誰もが認めるクオリティ。間違いありません。


パンドラ・コンセプシオンは、
エル・インヘルト農園のパンドラ区画からとれるパカマラ種。
昨年落札したパンドラ・デ・ファティマと同じ品種同じ区画。
しかし、標高が違います。
パンドラ区画の最高標高は1850mほどですが、
このパンドラ・コンセプシオン1580mほどで育つパカマラ種です。
カフェテナンゴは毎年この農園のパカマラ種を落札していますが、
今まで落札したロットの中でも一番低い標高となります。



しかし、その標高の差は品質の優劣を生み出しませんでした。
昨年落札したパンドラ・デ・ファティマに比べ、濃厚で柔らかい印象はあります。
どちらも劣らず、あのインヘルトフレーバーを持っています。

エル・インヘルトのパカマラ種のファンの方はもちろん、初めて体験される方も、
ぶどうやカシス、アップルなど様々なフルーツとともにミルクチョコレートなどを感じる重厚なフレーバーに圧倒されることでしょう。
さすがは世界最強です。


エル・ススピーロはおそらくほとんどの日本人が初めての体験となるのではないでしょうか。
ミエリッシュ家の中でも比較的若い農園です。
5月の出張でも訪れることができました。

■エル・ススピーロ農園の出張報告
http://cafetenango-staff.blogspot.jp/2015/08/4.html

【エル・ススピーロ農園】

ちょうど開花の時期でした。

【管理人のハイメさん(左)とミエリッシュ家の全農園を管理するエンリケさん(右)】

斜面にきれいにコーヒーの木が整列しています。

ジャバニカやブルボン、パカマラや、マラカツーラなどが植えてありますが、
販売するロットはレッドカツアイ。昨年のロス・ミラグロスと同じです。

繊細だけど強烈な存在感を持つコーヒー。
濃厚なコンセプシオンに比べ、こちらは華やか。
甘い香りが鼻と口両方に広がり、そしてアフターが非常に長いのです。
上品で高貴な液体は、さすがはミエリッシュ家の農園だと感動させられますよ。


このセットはちょうどカフェテナンゴが7周年の10月25日(日)に焙煎・出荷いたします。
是非ともご体験ください。

■7周年記念セット


masa

2015年10月9日金曜日

10月のイベント

突然ですが、私、
【 河野  「かわの」】 と申します。

一般的には【カワノ】という名字は、 【川野】のほうがメジャーですよね、

九州のほうでは【河】のほうがメジャーなんだとか? 
そうです、父親は九州出身なんです。

【河野】では、【コウノ】と読むほうが多いようです。

小さい頃から、先生や、習い事の受付の人にも、「こうの」と呼ばれ続けてきました。
小さい頃は疑問で仕方なかったんですが、なるほど、【コウノ】のほうが一般的だそうです。

シャチハタが欲しくてですね。
100円ショップを見てまわるのですが、4店舗くらいまわっても見つかりませんでした。
「か」 で探しても、「川野」や「河合」、「川本」などしかありません。

家に帰って、「これはまいったなー」と思いました。
しかし、ふと考え、また同じ100円ショップに戻ります。

「こ」 で探してみると 「河野」、、、、、あるんですね。
「おーあったあった。」と手にとって、レジに並びます。
「やっと解決だ」と手にもったシャチハタを見ますが、
「でもこれ、【コウノ】なんだよな。」と、、、ちょっとだけ思ってしまいます。




山川直人さんの新しい単行本がでました。【一杯の珈琲から】
【コーヒーもう一杯】で衝撃をうけてから、大好きな漫画家さんです。
まだ読んでいない人は読みましょう。
この方の漫画を読んでいる時はコーヒーを飲んでいる時のように、
「ふぅ~」と落ち着いてしまいます。
好きな作家さんを応援できることはとても幸せなことです。



さてさて、
先週の土日は世田谷パン祭りでした。

今年は初の2日開催だそうで、私は2日目にお手伝いをしました。

去年はお店番だったので、初めての参戦!


告知通り、パンドラ・デ・ファティマをドリップで提供しました。一杯ずつ。

インヘルトのパカマラを初めて体験される方がほとんどでした。
一口飲んで立ち止まり、ファティマの説明書きを熟読される方もいたり、
何杯もおかわりされる方もいらっしゃいました。

天気にも恵まれ、
たくさんの方にお越しいただきました。
誠にありがとうございました!

初めてだったので、入場待ちの行列を見たときは驚きました。
楽しいイベントです!!来年も来たい!!


10月、残りのイベントは、

21日(水)の4ロースター合同カッピング
今回は三軒茶屋のオブスキュラファクトリーにて開催いたします。

それから、
24日(土)25日(日)の喫茶無料キャンペーンです。
2日間店内コーヒー1杯無料となります!
(テイクアウトは半額となります)

去年は7月に行ったこのイベント、
今年は感謝の思いをこめて7周年記念イベントとして開催いたします。
たくさんの方に来ていただきたいです。

皆様のご来店お待ちしております!!

masa

2015年10月2日金曜日

10人のコスタリカ人

9月30日~10月2日までSCAJ2015でしたね。
カフェテナンゴは水・木と定休日でしたので、行ってきました。


今年はエルサルバドルから、出張中お世話になったエルネストマヌエル、そしてシグフレッドが来ていました。

店主がブースを手伝っていましたので、私も挨拶をします。
写真を撮り忘れてしまいました。 

SCAJで撮った写真はこれだけ


マヌエルが作ってくれたカプチーノ。


ほかにも、HARIOの新しいコーヒーメーカーや、カリタのナイスカットミルの新バージョンなどなど。
いくつか面白い展示もありました。

久しぶりにお会いする人々や新しい出会いが楽しい展示会ですね。



さて、本日金曜日、営業日です。

なんとコスタリカ人10人がカフェテナンゴ深沢店に来ていました。

ラ・リアのオスカルが来たいと言ってくれたようで、
単独行動は難しいので、一緒に来日した別の生産者とともに来てくれました。

行きは私がカフェ・カホンの平村さんと共にホテルにお迎え、
遠足気分。


着くと、お店の中はコスタリカ人でいっぱいになりました。



【オスカルと記念撮影】



彼はディエゴさん。タラスにLa Banderaというマイクロミルを持っています。


ほかにも、ラ・リラやエルバス、エクスクルーシブ、セロ、アルトから。。
スーパー豪華なメンバーです。

彼らも予定があるので短い時間の滞在でした。

いや~、生産者のパワーはすごいですね!

masa

2015年9月25日金曜日

ナチュラル

ウォッシュド
コーヒーチェリーを摘み取ってから果皮・果肉を取り除いて乾燥させる精製方法。

ナチュラル
摘み取った実を実のまま乾燥して脱穀する精製方法。

パルプドナチュラル
実から果皮を取り除き、果肉を残して乾燥させる方法。コスタリカなどではハニー精製とも呼ばれますね。


やはり一番独特で、個性的なのはナチュラルでしょう。
発酵したような甘い香りを生豆の段階から強く感じます。

カフェテナンゴの定番、
カサブランカ農園のカツーラナチュラルはストロベリーのような甘いフレーバー特徴的です。
少し煎りが進むと味噌のような風味もでてきます。


初めて良いナチュラル精製のコーヒーを飲む人は、その甘い香りに必ず驚くことでしょう。


私もびっくりしました。

学生の頃、スペシャルティコーヒー専門店でナチュラルを発見。
店主さんが「甘い香りがしますよ」といいます。
「ちゃんと感じ取れるかな」と思いつつ注文します。

一口飲んで、「んッ!?」と驚きました。

おかしい、コーヒーを注文したはずなのに、こんなにわかりやすく甘いはずがない。
それがナチュラル精製。 衝撃でした。フルーツジュースみたいだ。
エチオピア・イルガチェフェナチュラルG1でした。

その日からナチュラルにハマってしまって、
豆を買うときも、ナチュラルを見つけると「お!あったあった」といった感じ。

ウォッシュドももちろん良いけど、ナチュラルは裏切らないんだ!
そんな感覚だったのかもしれません。




しかし、今ではウォッシュドの方が好みなのです。
もちろんナチュラルもパルプドナチュラルも好きですが、ウォッシュドが一番
洗練された芳醇な果実味が心地良いですね。

そうなったのは、前回の記事で書いたパタゴニアの経験が大きかったのかもしれません。
ウォッシュドの可能性に気づかされました。


しかし、衝撃を受けたという意味で、お店で飲んだエチオピアイルガチェフェナチュラルG1も忘れられない一杯です。
内側がオレンジ色のWEDGWOODのカップだったと思いますが、
その色合いや軽さなどが、コーヒーの香味と絶妙にマッチしていて、一枚の写真のように脳内に焼き付いております。


カップも大切ですね。

最近は紙コップやマグカップでカジュアルに提供するお店が増えているので、なんだか寂しく感じます。
もちろんそれらの良さもあるのですが。。。 ちょっと気持ちが伝わりにくい気がします。


店主のブログでも紹介がありましたが、「安清式 木の器」

新しくて面白いですよ! 深沢店で試飲の際、ぜひお試しくださいませ。

(店主ブログ: http://ch.nicovideo.jp/cafetenango/blomaga/

masa




2015年9月18日金曜日

忘れられない一杯

更新が少し遅れてしまいました。
申し訳ございません。

9月も半分過ぎています、あっという間です。

9月30日(水)~10月2日(金)は、東京ビッグサイトにてSCAJ2015がありますね。
全国のコーヒー関係者、各国の生産者などが集まるビッグイベント。

【昨年のSCAJ】

出張中にお会いした方とまた再会できるかもしれません。わくわくです。


SCAJ後まもなく、
10月3日(土)~4日(日)は、世田谷パン祭り。
三宿にて開催されるパンのイベント、世田谷と全国各地のパン屋さんが集結します。
カフェテナンゴもパンに合うコーヒーをテイクアウトで販売いたします。

そのコーヒーはなんと 
パンドラ・デ・ファティマ。

昨年のエル・インヘルト農園のオークションで単独落札したパカマラ種です。
この農園のパカマラ種は世界最高との呼び声高いスペシャルコーヒー。


パンに合うのはもちろんのこと、
コーヒー単体で極上の味わい。パッションフルーツやピーチ、アップル、杏やダークチョコ。
重厚なフレーバーが口内から全身に広がりますよ。
是非ともたくさんの方に体験していただきたいです。

毎年カフェテナンゴはこの農園のパカマラ種を落札しています。
今年もまもなくファティマに次ぐパカマラ種を発売いたします。 乞うご期待!!



2年前でしょうか、
私の中で忘れられないのは【パタゴニア】
学生の頃に、初めて飲んだエル・インヘルトのパカマラ種です。
もちろんカフェテナンゴから。

学生だったこともあり、少し勇気をだした買い物。
ほかの豆との価格の差が気になってしまいました。

ある日のお昼、家に豆が届きいつものようにハンドドリップ。
終わって一口飲みます、


・・・・!!


もう、目をパっと大きく開いて、「ハッ!」としました。
言葉はでずに、ただただ、「これはすごい」と心の中で。。。
嗅覚は一度嗅いだ香りは覚えるので、二口目はもっとハッキリと香りを感じ取り、
冷静に感動しました。

家で一人で黙々とひたすら感動していたのを覚えています。


その日の夜。
夜は、帰った父親の分もコーヒーを淹れます。
といっても淹れる量は変わりません。分けるだけです。

パタゴニアの価格の話をしたら「そんな高いのよく買ったな」と驚きます。
普段はスーパーの挽いてある豆かインスタントしか飲まない父親。

淹れて、渡して、一口飲むと。


「 あ、 なるほど。」

と一言。


嬉しかったです。
コーヒーは安さで選んでいた父親がこう言ったのでした。
おいしいは主観的だからどうだろうかと思っていましたが。
いえいえ、おいしいものはおいしいのです。

パタゴニアの次の年にカフェテナンゴが落札したのは【ノーブルエイジ】
樹上追熟させたパカマラ種。こちらも熱狂的なファンの多い豆でした。

その翌年が【パンドラ・デ・ファティマ】
一年近く販売しているので知っている方も多いでしょう。素晴らしいです。
パタゴニアは緑、ノーブルエイジは紫、ファティマは赤。その色の果実を連想させます。
それぞれ共通のフレーバーはあります。しかし、異なるキャラクター。

この農園のパカマラ種はすごい!

■パンドラ・デ・ファティマ
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/000000000352/049/P/page1/recommend/

masa

2015年9月11日金曜日

出発 (2015年出張最終日)

聞香杯
お茶の香りを嗅ぐための器です。
中国茶の世界です。
先日、浅草の【カフェつむぐり】での、「薬膳カレーと中国茶とコーヒー」のイベントを受講させていただきました。
その時に初めてコーヒーの聞香杯を経験しました。
これは面白いですよ。
コーヒーに限らず、なんでもまず香りを聞くことがとても楽しい。
すごく勉強になりました。

と同時に。
コーヒーの楽しみ方ってまだまだ無限大なんだろうなと感じました。

フードペアリングだってそうです。
この食べ物のこの部分の香りを際立たせたいからこのコーヒーにするとか、
強すぎるこの香りを抑えたいからこのコーヒーにするとか、
選び方も組み合わせも無限大です。

食べものでなくても、たとえば、この曲を聴くときはこのコーヒー、読書のときはこのコーヒー
なんてペアリングがあっても良いかもしれません。

「そんなの」と思わずに、少し意識して、比較してみると、合うものと合わないものが出てくるかもしれません。

楽しいです。コーヒー


さてさて。


とうとう出張最終日の報告です。

出張中の出来事や得た知識などはすべて一冊のノートに書き留めていて、
このブログはそれを見ながら書いているのです。

最終日早朝、タラスの宿から、
ラ・リアのルイスさんが首都サン・ホセに用事があるとのことなので、乗っけていってもらいます。

車の窓から、タラスの景色を眺めます。

ノートには、「車中、物凄い開花を見る。タラス」
と書いてあります。

そうです。  
なんと
山の斜面いっぱいにコーヒーの開花

真っ白です。
この山も、あっちの山も、あの斜面もそこらじゅう。 
窓をあけて、香りを楽しみます。
神秘的すぎます。

昨日の雨のおかげ?  
確かにサン・ロレンソのお祭りにいたときはずっと激しく降っていました。

もう
感動です。  
ごめんなさい。写真はありませんが、嘘ではありません。

山を下る私たちを、開花した木々が見送ってくれているような。
コーヒーが、「じゃあね。まったねー!」と言ってくれているような。
そんな気持ちで言葉を失い、ただただ眺め、車は走っていきます。


さて、サン・ホセ


ルイスさんは別の用事、その用事が終わるのを待つため
ここで朝食をとります。
左側の機械は、チキンです。回って焼かれています。

【このレストランの名前 カリエンテ・カリエンテ】

Caliente 「熱い」という意味です。

「あっつあつ」 でしょうか?

【ルイスさんを待つ時間にタイムラプス。とくに意味ないです(スマホでは再生できないかもしれません)】

ルイスさんが来たので、
エクスクルーシブコーヒーへ連れて行ってもらいます。

EXCLUSIVE COFFEE
スペシャルティコーヒーの輸出会社です。

【ラ・リアのサンプルをカッピング】

うわ。素晴らしい。
ラ・リアのレベルの高さに感銘をうけました。

ここで出会ったコーヒー
もうすぐ入荷・発売予定です。果てなく素晴らしいです。お楽しみに!

【エクスクルーシブのハビエルさんがサンプルをロースト】

カッピングも終え、ルイスさんとはここでお別れ。
今回のコスタリカ出張、ラ・リアにはとてもお世話になりました。ありがとうございました。


ここから、マンゴープラザというデパートにある【ドン・マヨ カフェ】へ向かいます。
ドン・マヨ精製所のもつカフェです。


【ドン・マヨ カフェ】

オシャレで清潔感もあり、東京にあってもおかしくないレベルです。
スタッフさんも外国人だと気付き、英語で丁寧に接客してくださいました。

【豆の情報もしっかり提供】

ホテルや空港にも近いので、ターゲットは外国人なのでしょう。
価格も高めです。

【軽食も】


さてここからサンホセ中心部へ向かい、ホテルへ。

わぁーさすがコスタリカの首都だ。栄えている!

最後に、買い物を済ませます。
お土産やフリホーレス、マサデマイスなど。

夜はコスタリカ料理を食べ、ホテルで就寝。

次の日は朝食後、タクシーで空港へ。

コスタリカからアメリカヒューストンへ。
ヒューストンにて、飛行機に乗った後、「パイロットが来ないので降りてください」というアナウンス。
乗客もスタッフも「なんだそりゃぁ」。
そんなプチイベントをこなして。帰国です。

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中米出張2015が終わりました。

この報告を読んでくださった方々、誠にありがとうございました。

はじめての中米。
コーヒーがやってくる場所。

世界地図で見ると狭い場所ですが、とても個性的な国々・人々・コーヒーが集まっています。

扱っている豆がどこから来ているのか。
実際に産地を訪れ、知ることで、理解が深まり、納得ができ、イメージがふくらみ、
そして、感謝ができる。

この出張は大変貴重な刺激となり、
目標や自分の位置を再確認できた素晴らしい機会となりました。
気を引き締めて仕事して、成長しよう。


このブログは毎週金曜更新で引き続き書いていきます。
コーヒー、中米、日常のことなど。
今後ともよろしくお願いいたします。

masa





2015年9月4日金曜日

ドン・マヨ (コスタリカ3日目)

この前、ミッション・インポッシブル ローグネイション観てきました。
すごい体力、筋力、演技力ですねトム・クルーズ。
現在53歳なのですね。
アクション映画観た後は、筋トレしなきゃなと思いますよね。
いつインポッシブルミッションがやってくるかわからないです。


さてさて出張報告の続きです。
コスタリカ3日目。
この日は、ドン・マヨの精製所と農園を見せていただく。

ドン・マヨ精製所
当店ではベジャ・ビスタ農園ラ・ロマ農園でお馴染み。(どちらも今年は完売してしまいました。)
とてもファンの多いマイクロミルです。

ドン・マヨのパブロさんが迎えに来てくださり出発。
ご自宅で息子さんをピックアップして農園へ。

【パブロさんの運転で】

なんとドン・マヨは首都サン・ホセにカフェも持っているのです。
まさに「種からカップまで」ですね。素晴らしいなぁ。
最終日に行きましたので来週金曜の報告にて。。

ドン・マヨは一つの斜面に4つの農園を所有しています。
すべて地続きで、農園というより区画に近いのです。

当店が扱っていたベジャ・ビスタとラ・ロマはお隣同士、斜面のトップに位置します。

ベジャ・ビスタ農園はカツーラよりもカツアイのほうが多く植えてあり。
ラ・ロマ農園はカツーラのほうが多い。

標高が高いところだとカツーラよりもカツアイのほうが多く実をつけるとのこと。

パブロさんは
太平洋側のここの気候は乾いており、2000-2100mという高地でもコーヒーは育つ。
しかし、ウエストバレ-などのカリブ海側の気候は湿気が多く1700mくらいが限界なのではないかと言っておりました。


では、
まずはじめに  ラ・ロマ(La Loma)
頂上」の意味。

【ラ・ロマからの眺め】

ビジャロボス、ゲイシャ、カツーラ、カツアイ などが植えてあります。

写真の正面、平らな土地はジャノという農園。同じ斜面にあるドン・マヨの農園です。
ジャノ、平ら」という意味。
ちなみにそのもっと奥にラデーラ農園があり、「傾斜」という意味です。

ここラ・ロマは、植えてから約15年の木々。
もうそろそろ植え替えてもいいのだが、高地なので植えてから収穫までは時間がかかる。とのこと。
低地では2年ほどで収穫できるが、高地では5年ほどかかってしまう。
様々な計算をして実行。農園管理も大変です。

さて上の写真を撮った位置から同じ道を少し進むと
「ここからがベジャ・ビスタだ」

え、もう!?

【ベジャ・ビスタ農園】

色が鮮やかですよね。タラス地区。こういう場所ですよ、きれいです。
美しい景色」の意味のこの農園。
その通りです。
上の写真から左を向くと

【同じ位置からの眺め】

こんな景色です。



ついに来れました。この場所からあのカツーラ達は来ていたのか。

今年は完売してしまったのが残念ですが、また必ず飲みましょう。

さて続いて、ドン・マヨが新しく買ったラス・ヌーベス農園へも連れて行ってもらいました。


【道中、道を通るために木を除ける店主】

標高は1800mほど。
パブロのおじさんが持っていた区画に買い足したそうなので、5年のブルボンが植えてあったりします。
しかし、まだまだこれから、楽しみですね。


さて次は精製所へ。

【ドン・マヨ精製所】

ドン・マヨとはパブロのおじいさんの名前。
おじいさんが亡くなった時に建てた精製所なのでおじいさんの名前をつけたそうです。



【記念撮影】



精製所のまわりにも コーヒーが植えてある小さい区画があります。
しかし、メインはやはりベジャビスタのあったあの斜面なのだそうです。

一通りまわって、ドン・マヨ訪問は終了。

パブロさんにサンロレンソまで送ってもらいました。
【サンロレンソのお祭り】

ここでパブロさんとお別れ。
お世話になりました。ありがとうございました。

とほぼ同時にリアのオスカルさんと再会!!

このお祭りは、食事ができたり、美術品を売っていたりします。
メインはセリ、オークションです。
終始活気のある会場でした。

【チチャロン(豚肉)】

【ゼリーの上にアイスが乗った、デザート】

チチャロンは物凄くかたかった。引き締まりまくりです。アゴが疲れました。
デザートは見た目ほどくどくもなく、どちらもおいしかったですよ。

その後宿へ戻り、オスカルさんと夕食を食べ、この日は終了です。
オスカルさんとここでお別れ。
大変お世話になりました。



農園や精製所へ行くのはこの日が最後。
次の日は出張最終日。

タラスの宿で朝まで寝ます。


それではまた来週!

masa