2015年11月27日金曜日

カッピングの作法  ニコ生11月28日(土)21時~

明日
11/28(土)21:00~21:30

ニコ生です!!

テーマは「カッピングの作法」

■カフェテナンゴ 無料ライブコーヒーセミナー
http://www.cafetenango.jp/html/page191.html


カッピングの基本的なやり方を店主栢沼が説明いたします。

セミナーでもありますね「カッピングの作法」
これはカフェテナンゴ大人気講座です。

■カフェテナンゴ カッピングセミナー
http://www.cafetenango.jp/shopdetail/000000000349/




カッピング
コーヒーの品質検査です。

基本的にはコーヒーの買い付け時や品評会、日常的な品質検査にて行うものです。

お店によっては焙煎したもの(商品)をカッピングしていたりするのですが、
お客様がそのコーヒーを楽しむ抽出方法でチェックしなければ意味がない気がします。

カッピングは、一般の方がやる機会は少ないと思いますが、
都内でもお店でフリーカッピングなどが開かれていますので興味を持たれる方、習得しようと思われる方も多くいらっしゃいます。

カフェテナンゴも4ロースター合同フリーカッピングを3ヶ月に一度開催しております。
次回は1月ですね。


コーヒーの本や雑誌にもカッピングはよく取り上げられます。



【SCAJ ホンジュラスブースのカッピング】


「香りをかいで、液体を強くすすって吐くだけじゃないの?」

そうです。

しかし、そのシンプルな動作の中にも意味があり、やってはいけない注意すべきことも存在します。

フリーカッピングなどの場では、まわりの人の見よう見まねとなってしまい、同じミスをおかしているケースを星の数ほど目撃しております。

業界の人々が集まるカッピング会ですらそのような場面を見かけます。

やるのであれば、ちゃんとやりましょう。

明日のライブセミナー見てください!
21時から下記リンクにて。
ニコニコのアカウント持っていない方は登録してください。無料です。

■カフェテナンゴ ニコニコミュニティ
http://com.nicovideo.jp/community/co2511775


あ、

個人的に、強く吸うのはカッピングのみの方法だと思います。

ドリップなどで淹れたコーヒーは普通に飲みましょう。
強く吸わなくてもフレーバーは十分に理解できます。

私も学生の頃は家でドリップしたコーヒーもズズッ!と吸って
「こう飲むと香味がわかるんだぜ」と思っていた時期がありましたが、
あまり意味がないのと、普通に飲んでわからなければ意味がないのと、
みっともないのでやめました。


あとカッピングは大勢でやると楽しいですね。

masa

2015年11月20日金曜日

60mlでヘベレケ

ボージョレーヌーボーの解禁日でしたね。

マルセル・ラピエールを予約してみました。
ワイン詳しくないので、少しずつ勉強していきたいと思っております。


しかし、お酒は弱く、60mlも飲めば真っ赤になります。
慣れれば多少良くなるでしょうか。がんばります。



先日手網焙煎した豆を常温で2週間以上放置し、
淹れてみるとさすがに反応が弱くなっていました。

なので、
ダブル焙煎してみました。

味的に1ハゼ終わりくらい(ハイロースト)の煎り具合だったので、
フルシティーローストまで。

すぐに終わり、淹れてみると、ぶくぶく膨らみます!
しかし、フレーバーは弱く感じますね。火力不足は目立ちません。

浅煎りの豆であれば、ダブル焙煎で鮮度は回復しますが、
やはりあまりおすすめしません。

コーヒー豆は鮮度の良いうちに飲み切りましょう。


さて、
今月のおすすめセットのサンタ・ローサ1900農園の2種
【ティピカ種 イエローハニー】【レッドカツアイ種ダブルウォッシュト】

飲まれた方は「本当においしい」と高評価をいただいております。


甘味がしっかりしたイエローハニーはさすがはラ・リアのハニー精製。
クリーンかつまっすぐ伸びた印象の液体。ぶれない力強さは標高1900m産ならでは。

ダブルウォッシュトは二度洗い。
標高が高いため、ミューシレージ(粘質物)が取りにくいために行う方法。
透明度の高さはやはりこちらの勝ちです。芳醇な果実味が非常に上品で口内に広がります。

【コスタリカでのカッピング】

出張で買ってきたロットです。
皆様にラ・リアの実力を知っていただきたい。

まだまだ成長するコスタリカのコーヒー。
一緒に追いかけて行きましょう!

■今月のおすすめセット

■単品販売も!


masa

2015年11月13日金曜日

エル・インヘルト農園のアルトゥーロ来店!


先日、エル・インヘルト農園のアルトゥーロさんがカフェテナンゴに来店されました!


6年ぶりの来日だそうです。

毎年、9月〜10月はSCAJがありますのでたくさんの生産者が来日されますが。
なぜアルトゥーロは11月に来られたのか気になっていました。
聞いて、なるほどなるほど。

【パンドラ・コンセプシオンの焙煎違いを試飲してもらう】

この日のために準備したパンドラ・コンセプシオンの焙煎度合違いを試飲していただきました。(ハイ〜フレンチロースト)

上質な豆はどの焙煎度合でも素晴らしく、様々な表情を見せます。
飲み比べるとどの焙煎度合が合っているのか、自分の好みがどのあたりなのかが理解できます。


農園や品種、オークションのことを英語とスペイン語で説明してくださいました。

未だに根強いファンを持つパタゴニアノーブルエイジについても伺いました。
その年の作柄にもよるのですが、再びオークションに出てくるのはなかなか難しいようです。


私も一杯淹れさせていただきました。
渾身(緊張)の一杯!!

あー行ってみたい!
インヘルト!

masa

2015年11月6日金曜日

手網焙煎


入店される時

「あぁ~良い香り」

と言ってくださるお客様がたくさんいらっしゃいます。

ずっと中で働いていると麻痺してわからないのですが、
あ、確かに。学生の頃にいろいろなコーヒー屋さんに通っていいた時は同じことを感じていました。

焙煎中は、お店の外までなにやら香ばしい香りがします。
道を歩いていてこの香りがしたら「「目的地周辺です」の合図。


お店の扉をあけるとコーヒーを淹れている香り。
なぜか一気に異世界に飛び込んだような気分になります。



手網焙煎

久しぶりにやってみました。自宅にて

用意したのは100円ショップの網とアルミホイルと生豆と軍手。

豆は当店の商品ではありません。プライベートで手に入れたアフリカ産。
少量なので手網で煎ってみました。
少し火力不足が気になる結果です。開ききっていません、仕方ありません。
家にあるもので急遽やったにしては美味しいと思える結果ですが、
お店でこれがでてきたら怒ります。

しかし、
焙煎していると家中自家焙煎店の香りが漂うんですね。
これはとても良い気分です。

久しぶりに手網でやってみて、
Diedrichの釜の頼もしさは素晴らしいなぁと感じました。
芯まで火が通り、ふっくら仕上がる、そして表現できる味の幅も広い。



よく

生豆8割、焙煎1割、抽出1割

の割合でコーヒーの品質は決まるなどと言われます。
確かに悪い生豆からは、どのように加工しようが悪いコーヒーしかできませんし
上質なコーヒーのためには生豆の質が最重要項目です。

しかし、
生豆、焙煎、抽出、どの段階でもその品質はspoil(台なしに)できてしまうものです。

最高の素材でもカップに注がれるまでの工程で最低なものはできてしまうのです。


おいしいコーヒーを飲むには、

1、鮮度(焙煎豆も生豆も)
2、生豆の質
3、焙煎技術
4、抽出技術

上記4項目が大切です。
それぞれの項目にまた細かい条件が加わりますが。

大きく考えるとこうなるでしょう。

コーヒーを始めたばかりのころは美味しい理由も美味しくない理由もわからなかった。

今では、コーヒーを飲んだ時、上の4つの観点からそのコーヒーを評価することができるようになりました。

皆さんにとってもきっと、
上記4項目は美味しいコーヒーに出会うための大きな指針となることでしょう。

しかし、頭で分析する前に、味覚には素直でいる姿勢も大切だなぁと感じます。

masa